「けやきウォーク前橋」、専門店の陣容
ユニー初のプロムナード(全長210メートル)があるエンクローズド型のショッピングセンター「けやきウォーク前橋」は、3月7日プレオープン、3月10日グランドオープンですが、その専門店の布陣をみると、昨年10月開業の「イオン高崎ショッピングセンター」とダブル店がだいぶ多いように思います。
特に飲食・フードコート関係に目立ちます。
大規模ショッピングセンターとあればどこにでも入りたがる「スターバックスコーヒー」や「サーティワンアイスクリーム」、ファーストフード御三家である「ケンタッキーフライドチキン」、「マクドナルド」、「ミスタードーナッツ」はともかく、「ペッパーランチ」、「あんにょん」、「築地銀だこ」、「ロマンドーロール」、「サンマルクカフェ」、「登利平」です。
飲食・フードコート34店のうち11店がダブります。
「イオン高崎SC」に出ている「元祖にんにくや」の新業態「イタリア食堂まかない亭」も入れると、およそ3分の1強が重なります。
物販では、コーヒー豆・輸入食品の「カルディコーヒーファーム」、キッチン雑貨の「212キッチンストア」、生活用品の「無印良品」、健康グッズの「ファイテン」、カジュアルの「ライトオン」、アクセサリーの「ストーンマーケット」、「ザ・ショップTK」、服飾の「グローバルワーク」がダブっています。
「きょうしん」さんの「ラキュート×スパイラルガール」も含めると9店舗ということになります。
(もちろんファイブフォックス、ワールド、オンワード、タカキューなども、「イオン高崎ショッピングセンター」に入っている店舗とは違うブランドで出店します。前橋市に本社のあるジェイアイエヌさんも「ルクスデザイン」の業態で入ります。)
以上のような店を展開している会社は、ショッピングセンターへのテナント出店を基本にしているから当たり前と言えば当たり前なのですが、なんだかなあ~ッ、という気がしないでもありません。
また、定食の「大戸屋」、カメラ・DPEの「カメラのキタムラ」、「旅がらす本舗 清月堂」、「老舗 三俣せんべい」、「マツモトキヨシ」、「ラーメン花月」など、群馬県では路面店でお馴染みの店舗も入ります。
もちろん群馬県内初出店というお店も、およそ半分近い75店舗を数えますから、かなりの物ですが、「イオン高崎ショッピングセンター」の「FrancFrancFranc」や「コムサイズム」、「LUSH」、「ヴィレッジヴァンガード」といった、オッちょっと面白そう、といった店が少ないような気がしないでもありません(「コムサイズム」の変わりに、ファイブフォックスは「ボナ ジョルナータ」で入りますが・・・)。
また、「ビブレ系」のお店が少ないのも、やや華やぎに欠ける印象を与えます。
ただ、「エディーバウアー」、「ABCマート」、「リーガルシューズ/ナチュラライザー」、「メルローズクレール」といった、他のショッピングセンターや百貨店でお馴染みで、近くになかった店が出店するのは、うれしいですね。
軽井沢プリンスショッピングプラザに入っている(と記憶している)雑貨の「ジャングル」、グロサリーの「軽井沢ファーマーズギフト」も覗いてみたくなります。
それになんといっても、3,200平方メートルの売り場を持つ「紀伊国屋書店」のパワーがどんなものか、注目されます。
シネコンの「ユナイテッドシネマ」が出ることで、全国の都道府県庁所在地で唯一映画館のなかった前橋市、という言われ方も返上されます。「ユナイテッドシネマ」さまさま、です。
しかしながら総体とすると、もう一工夫と言うか、もう一ひねり欲しかった気がします。
「イオン太田ショッピングセンター」や「佐野アウトレットプレミアム」にもある「デザート王国」や、首都圏、特に神奈川県ではあちこち目に付くイアタリア料理店「カプリチョーザ」といったメンツをみると、特にそう思います。
その結果、「イオン高崎ショッピングセンター」に比べ、どうしても少し地味に見えます。それとも、県内にすでに出店しているアピタ関係のショッピングセンターの印象が強すぎるからでしょうか?
いずれにしても、スタート時の専門店の顔ぶれが永遠に続くわけではありません。1年後には見直しがあるでしょうし、自主的な撤退店舗も出てくるでしょう。
ショッピングセンターの完成型が、いきなり出現するはずもありません。ないものねだり、かもしれません。
駐車場は3,300台と「イオン高崎ショッピングセンター」と同じ収容台数ですが、「イオン高崎SC」のアクセス道路が片側2車線なのに対し、「けやきウォーク前橋」は1車線なのがやや気がかりです。
ベテラン警備員の連携による、手際の良い誘導ができるかできないかが、渋滞を悪化させるかどうかのポイントになりそうです。
電車など公共交通機関を使った消費者の買い物動向としては、伊勢崎市民は前橋市に、前橋市民は高崎市に、高崎市民は東京にといったように、「上り」志向になりますが、果たして高崎市民を高崎駅から前橋駅に「逆流」させられるかどうか、大いに注目したいものです。
もちろんバス運行はありますが、前橋駅南口から500メートル(徒歩で8分)の距離を、天候が悪いときはともかく、散歩代わりに歩く人がどのくらいいるかも、ちょっと見ものです。
(もちろん食料品の買い物客が徒歩や電車・バスで来ることは、殆どないでしょう。飲料など重いものを買い込んだ買い物袋をぶら下げて歩いたり、電車に乗るのは難行苦行です。まして食品スーパーなら身近にいくらでもありますし・・・。)
それにしても、前橋市の有名カキ氷店「野口商店」は、ショッピングセンターにもっとも会わないタイプの店のような気がします。
中心商店街の店が生き残るには、この「野口商店」、大いに研究に値すると思うのですが、いかがでしょうか?
(「野口商店」、まだ冬眠中でした。それとも日曜は定休?)
(写真はクリックしてみて下さい。)
【3月7日にオープンする「けやきウォーク前橋」がある前橋市から軽井沢町までの直線距離≒26マイル≒42km】
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