吉岡町「船尾滝」に行ってみる
灼熱地帯で知られる群馬県で暮らしているとはいえ、さすがにヘバります。
館林市で40度以上の気温を記録した8月中なら、体温を下回る32、3度の最高気温はドッテことなかったけれど、涼しいとさえ感じたけれど、9月中旬になっての32、3度は「ええ加減にせんかい!」とちょっと怒ってみたくなります。
「寒さ暑さも彼岸まで」、お天道様においては、この言葉通り、秋風を運んでいただきたいものです。
さて、8月のことですが、「コンガスイカ」を買い求めに榛東村農産物直売所に行ったものの「コンガスイカ」がなく、その日も無茶苦茶暑かったので、ここまで来たならマイナスイオンでも浴びて涼もうかと「船尾滝」を目指したことがあります。
(「コンガスイカ」にご関心の向きは8月13日エントリーの『榛東村農産物直売所で「コンガスイカ」を確保する』をご参照下さい)
榛東村農産物直売所から「船尾滝」の入り口まではクルマで10分ほどですから、思いつきで行ける距離です。
これ以上クルマで入っちゃ駄目よ、というクルマ止めに駐車場が整備されていますのでそこに車をおいて、後は徒歩で「船尾滝」を目指します。
正確に言うと「船尾滝」の滝壺までを目指したのです。
しかし、結論から言うと、マイナスイオンが飛び交い、ひんやりとした冷気が浴びられるはずの「船尾滝」の滝壺には辿り着けませんでした。
暑さから逃れられ、「別天地」のはずの「船尾滝」の滝壺は、はるか彼方のままに終わってしまいました。
「船尾滝」周辺の山もご多分に漏れず、間伐が行われているのはごく一部の地域にとどまっています。
このため植林された杉林などには地表まで陽が当たりません。
この結果、下草や灌木が育たず、山の保水力が落ち、ガケ崩れが発生しやすくなっています。
8月6日から7日かけて、関東地方は台風9号に直撃されましたが、群馬県も南牧村などの西毛地区(群馬県西部)の中山間地域は大きな被害に見舞われました。
間伐が行われず山が荒れ、保水力が低下していることが被害を大きくしているように思います。
「山に生えている一木一草とて切ってはならない」といったプリミティブ(素朴)な自然保護論者はいなくなりましたが、山は適当に木を切って、手入れをしなければならないのです。
山の手入れができないのは、植林した杉などの国内木材市況の長期低迷が大きな理由ですが、それに加え中山間地域の居住人口の減少と高齢化による人手不足も大きな問題になっています。
(南牧村は65歳以上の高齢者比率が50%を超える「限界集落」です)。
ガケ崩れに道を断たれて滝壺まで行けなくなった「船尾滝」は、「秘境」になってしまいそうです。
台風後の「船尾滝」周辺がどうなったか、また行ってみなければ、です。
(思いもかけず、観音菩薩をイメージしたような優しいお顔の「船尾像」を見られたのは収穫でした。一番上の写真は「船尾像」が鎮座している小公園から撮った「船尾滝」)
【「船尾滝」がある吉岡町から軽井沢町までの直線距離≒24マイル≒38km】
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