« 酒肴久松、ブログを始めるか? | トップページ | 前橋七夕祭りやってます »

2006年7月 7日 (金)

勝手に下仁田町再生計画

下仁田町の人口は、平成17年(2005年)で10,147人になります(国勢調査)。昭和35年(1960年)には20,640人でしたから、45年間で人口は半減したわけです。

この10年に限ってみても、平成7年(1995年)の人口が12,266人ですから、2,119人減少しています。率にすると17.3%減です。

これは下仁田町だけではなく、中山間部町村に共通した現象です。この間、群馬県全体では人口は増加したのですから、平野部への人口流出が続いたのでしょう。

世帯数も減り続けていますが、人口の減少ほど急激ではありません。平成7年に3,654戸だったものが平成17年度に3,487戸と167戸の減少です(率にして4.5%のマイナス)。

65歳以上人口の比率は、昭和45年(1970年)には10.2%でしたが年々上昇し、平成15年(2003年)になると33.9%です(下仁田町から入る南牧村は昭和45年にこの比率は11.6%でしたが平成15年には49.9%、つまり2人に1人と県内市町村で最高の比率です)。

こうした数字を見ると、若者が平野部に流れ、その親世代が下仁田町に暮らし続けている、といった様子が見て取れます。1世帯当たりの人口は昭和35年に5.04でしたが平成17年には2.91と3を切るまでになっていることからも、このことが窺い知れます。

年齢構成、人口の自然増減(年間100人のマイナスペース)・社会増減(年間150人のマイナスペース)からすると、このままで行けば、悲観的に見た場合、大胆に言って町の人口は10年後に5,000人規模まで縮小するのではないでしょうか。

下仁田町に町外から沢山の人が買い物に来る。観光に大勢の人が来てお金を落としていく。また下仁田町にある企業に町外から多くの人が働きにきている。そういう状況であれば、経済的には、別段町の人口が少なくても構わないのです(住民税に影響は出るでしょうが)。しかし、問題は人口と経済活動が密接な関係にあることです。

人口が少なく、高齢化率が高いと、えてして経済活動は沈滞しがちです。平成14年の商業統計になりますが、下仁田町の小売販売額は71億45百万円です。人口規模からすると50億円ほどの消費が町外に流出しています。町外からの観光客が落とす(買い物で使う)お金のことを考慮すると、流出している下仁田町町民の消費額はさらに膨らむでしょう。

お隣の軽井沢町の人口は約1万7,000人で世帯数は約7,100戸です。これに対して別荘数は1万3,000軒。夏場の人口は10倍近くに膨れ上がるそうです。年間の観光客入込数は約800万人を数えるそうです(因みに東京ディズニーランドと東京ディズニーシーをあわせた東京ディズニーリゾートの2005年度年間入場者数は2,476万6,000人です)。

明治時代から避暑地として知られ、国際的にも名の知られた軽井沢町と比較するのは酷ですが、800万人の1割、80万人程度を下仁田町に誘導できないでしょうか?

(お隣の、富岡製糸場、貫前神社、富岡サファリワールド、富岡市立美術館・福沢一郎記念美術館、群馬県立自然史博物館がある富岡市でも年間の観光客入込数は95万人です。)

一人平均5,000円程度使ってもらえば、40億円のお金が落ちます。1,000円でも8億円です。1,000円というと、お昼ご飯を下仁田町で食べてもらうといったイメージです。

(店舗の規模・客席数にもよりますが、月商で600万円、つまり年商で7,200万円を上げる飲食店は、店主が新車のベンツに乗れます。8億円需要が増えれば、そんな店が11軒強できます。1店5人の従業員で回すとすれば、55人の雇用が生まれます。その家族を考えれば、100人くらいの人口増要因になります)

町当局も手を拱いているわけではなく、「ふるさと下仁田の会」、「農業体験学習」、メールマガジン「しもにたタイムス」の発行などさまざまな振興策に取り組んでいるようです。しかし、なお道半ばです。

上信電鉄下仁田駅付近を歩くと、昔懐かしい気分に浸れる下仁田ファンの私としても「勝手に下仁田町再生計画」と題して、今後さまざまな案を提示し、活性化のお手伝いをしていこうと思います。

そこでまず提案するのは、こんにゃく離れのススメ、です。下仁田町にまず必要なのは、こんにゃくの呪縛から解き放たれることです。「ねぎとこんにゃく下仁田名産」のイメージが、下仁田町の発展を妨げていることに気付くべきです。

この件に関しては次回詳しく書かせてもらいます。

【下仁田町から軽井沢町までの直線距離≒14マイル≒22km】

Img_0430

上信電鉄下仁田駅ホーム。

|

« 酒肴久松、ブログを始めるか? | トップページ | 前橋七夕祭りやってます »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 勝手に下仁田町再生計画:

« 酒肴久松、ブログを始めるか? | トップページ | 前橋七夕祭りやってます »