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2006年7月21日 (金)

外国人観光客の話

今日(7月21日)の日本経済新聞群馬版に、群馬県と群馬大学の共催による「群馬大学国際観光セミナー」が7月31日に開かれる旨の記事が出ていました(「外国人観光客を群馬に」)。

群馬県は2010年度に年間10万人の外国人観光客の入り込みを目指し、各種施策を展開しています。2005年の訪日外国人旅行者数は673万1千人でした(因みに同年の日本人海外旅行客数は1,740万4千人。何れも観光白書の数字)。

整合性に欠けるので、恐縮ですが、群馬県の2004年度の訪日外国人の都道府県別訪問率は、全国47都道府県のうち23位の1.1%。つまり訪日客のうち100人に1人強が群馬県を訪れることになります(国際観光振興機構調べ)。

この数字から推計しますと、昨年度は7万5千人~8万人くらいの外国人が群馬県を訪れたものと見られます(2005年はその前年に比べ60万人訪日客を増やしたが、「愛・地球博」の効果が大きかったものと見られ、本県にどのくらいの増客効果があったかは不明)。

訪問率トップはもちろん東京都で54.5%(しかし、半分近くの人が東京に行かないと言うのも驚きですけれど)、2位は大阪府27.0%、3位が神奈川県で15.8%となっています(訪日客の6割が観光客と見られ、残りはビジネス関連ということです。東京都にはビジネス客が多いものと思われます。神奈川県は東京の隣県の上に富士山が見える箱根があります。また観光シーズンにいくと鎌倉の高徳院つまり鎌倉の大仏様には外国人観光客があふれかえっています。他のお寺はそんなでもないのですが、やはり大仏さんはインパクトあるんですね。)。

気になるところでは、古都京都が15.2%で4位。東京ディズニーリゾートがある千葉県が12.1%で5位。雄大な景観を売り物にする北海道が8位で5.2%。日光があるお隣栃木県は2.7%で13位。同じ北関東の茨城県は1.7%。長野県も1.7%。富士山と富士五湖の山梨県は3.7%で11位と大健闘。同じく富士山が眺められる静岡県は12位の3.3%。外国人にアピールするものがない埼玉県(失礼!)は2.3%で15位にとどまっています(一人で複数県を訪問する人がいるので全国の合計は100%以上になります)。

国・地域別の訪日旅行者数は韓国が175万人、台湾が127万人、米国が82万人、中国が65万人、香港が30万人。上位5カ国で全体の71.2%を占めています。

アジアからの観光客数は462万7千人で全体の68.7%です(何れも2005年の数字)。中国団体旅行客のビザ発行を中国全土に拡大したことや、韓国・台湾の短期滞在者のビザの免除などがアジアからの訪日客が増加している要因とされています(アジア各国の経済が回復したことも大きいでしょう。2003年のアジアからの訪日客数は350万人程度でした)。

ところで外国人観光客で、私がまず思い出すのは、箱根大涌谷。そう、1個食べれば寿命が7年延びると言われる「黒タマゴ」で有名なところです。富士山の雄大な眺望も楽しめます。

※黒タマゴについては下記を参照のこと
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/1024/index.html

平日に、この大涌谷に行った場合、日本語は殆ど聞こえません。日本語は売店のオバちゃんたちが話すくらい。聞こえてくるのは早口にまくし立てる福建系の中国語とハングル、それに東南アジア系の鳥が囀るような言語。これらが猛烈な勢いで飛び交っています。殆どここはどこ?わたしはだあれ?状態になります。

(話は違いますが、私としては大涌谷よりも草津白根の景色のほうが、数段豪快だと思っております。しかしなぜ、草津温泉では黒タマゴがないんでしょうか?やっぱり泉質が違うからできないんでしょうかね。大涌谷で黒タマゴを作っている会社、ボロ儲けしているので有名です。)

大涌谷の次に思い出すのが「御殿場アウトレット」。大型観光バスでやってきたアジア系の人たちが、血眼で掘り出し物はないかと走り回っています。彼らが通ったあとはつむじ風が起きます。

※御殿場プレミアムアウトレットについては下記を参照のこと
http://www.premiumoutlets.co.jp/gotemba/

そして3つ目に思い出すのは東京の三鷹市にある「三鷹の森ジブリ美術館」。宮崎駿さんです。トトロです。魔女の宅急便です(500円のホットドッグには恐れ入りました)。

※ジブリ美術館については下記を参照のこと
http://www.ghibli-museum.jp/

どこのローソンで入場券を手に入れたのか分からないのですが(日時指定の入場券はコンビニのローソンでしか買えないことになっています)、ここもまた箱根大涌谷状態。大涌谷と違うのは、若いカップル客が目立ちます。香港の若手実業家トーマス・チャンが日本出張を口実に彼女とデート、といった風情のカップルもいます。

このジブリ美術館の訪日客は東京ディズニーリゾートの訪日客とダブるような気がします。そして箱根大涌谷の訪日客は、御殿場アウトレットで見た訪日客とダブるように思えます。

群馬県が獲得を目指すのはどちらかと言えば大涌谷・御殿場アウトレット派の訪日客ではないでしょうか?群馬県に富士山はありませんが、それに勝るとも劣らない風景ならたくさん有ります。群馬県ではありませんが、軽井沢町に巨大アウトレットモールがあります。世界文化遺産の日光の社寺はお隣です。

北海道がセールスポイントにするスキー場も温泉も群馬県内には数多くあります(突然ですが、藤田観光が経営する箱根小涌園ユネッサンは箱根地区随一の集客力を誇りますが、この経営に習うべきことは多いです)。

※箱根小涌園ユネッサンについては下記を参照のこと
http://www.yunessun.com/

7月31日の「群馬大学国際観光セミナー」でも群大の寺石雅英教授が観光・医療連携について話をするそうですが、同大医学部附属病院にできる重粒子線治療施設(7月3日の「注目される群馬大学の重粒子線治療施設」の記事をご覧下さい。完成は2010年のようです)は、海外からも癌患者が治療に来るものと思われます。

東京や大阪といった大都市がある都道府県を除けば、高速道路が4本(関越自動車道、東北自動車道、上信越自動車道、北関東自動車道)、新幹線が2本(上越新幹線、長野行き新幹線)も走る県というのは少ないのではないでしょうか?この交通体系を外国人観光客の誘致に生かさない手はないと思います。

【群馬大学本部がある前橋市から軽井沢町までの直線距離≒26マイル≒42km】

Img_0663ハッピータイム本部(前橋市)の隣に住む忠犬はちべぇ。口に出して言わないけれど、いつか外国に行きたいと思っている。はちべぇのブログはハッピータイムグループのホームページから見られます。

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コメント

はちべえです。
ワン ワン
ひろちゃんのでブログにでられて嬉しいワン痛風。
ぼくは粗食なので丈夫です。群馬総合経済研究家の大先生も体を労ってよかチンチン。はちべえより。

投稿: はちべえ | 2006年7月21日 (金) 18時11分

 昨年、大阪であった「食・博覧会」(群馬県も出展)を訪れた際、20歳前後の若者客(関西人)に「群馬がどこにあるか知っているか?」と尋ねたところ「えーと、東京の隣?」との答えでした。また、群馬が誇る「草津温泉」について別の女性客(30代)に訊くと、「関西で草津というと、滋賀県草津市。ほかにも草津があるのかと知ってビックリです」。哀しいかな、群馬の関西における認識度はかなり低いのが実情のようです。群馬県は大阪・名古屋にも出先機関を置いているのですが、PR体勢はいま一つ、といったところではないでしょうか。かく言う私(県外出身)も、転勤で暮らしてみるまで群馬の場所すらよく把握していませんでした。
 さて、国際観光となると、なおさらパブリシティーが重要になってきます。目下、「ウェルカムトウぐんま」という観光推進策を行っている群馬県は、今年度から観光物産課を改組して格上げした「観光局」を設置、これまでにもアジアメディアや代理店を草津に招くなどして海外へのPRを図っていますが、際だった効果は表れていないように思われます。
 ブログに指摘のあるように、県内の観光資源は神奈川などに負けず劣らずなのですが、PRが不十分(こうした点は、「技術はあるが営業・流通に難」といわれる県内製造業と同じでしょう)。一つの参考になるのは、長崎の観光振興団体(名称失念)の取り組みでしょう。団体幹部が足繁く周辺諸国に直接乗り込んで代理店と交渉(ツアーコースなども含めて)。あわせて、旅館組合などと話し合い、高級ホテルのように普通の旅館内でも外貨両替ができるようにしています。ツアー客が来たら、添乗も行い、アフターフォローも欠かしません。まずは官民で、こうした体勢をしっかり構築することが必要だと思われます。
 また、東京に訪れる外国人観光客にとって、「欠かせない」訪問先の一つに電脳街・秋葉原があります。群馬には秋葉原こそありませんが、日本一の家電量販店「ヤマダ電気」があり、「北関東YKK戦争」と呼ばれる「コジマ(本社・宇都宮市)」「ケーズ電機(同・水戸市)」や、創業者が群馬にゆかりの「ビックカメラ」もあります。価格だけで言うならば、秋葉原より安いことは確実です。
 温泉地での両替サービスや外国語による案内の充実などは当然として、たとえば、こうした家電量販店と連携して、「草津で温泉に浸かり、水上でスキーをし、外国語の分かる店員のいるヤマダで買い物」といったツアーコースの展開も考えられるのではないでしょうか。さらに、群馬は「日本の中心」にあることを最大限生かし、ロシア・中国便が数多く就航する新潟空港を窓口とした外国人客誘致戦略も練れるのでは、と思われます。
 まだまだ群馬の観光には潜在力があると感じるので、現状は歯がゆいです。

投稿: 赤犬 | 2006年7月26日 (水) 12時58分

バリ島旅行はバリ島観光.comにお任せ!

投稿: バリ島観光.com | 2009年5月18日 (月) 13時00分

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